スコープは、アプリがアクセスできるSPIRAL PLACEの情報の範囲を定めたものです。
アプリは認証時にユーザーに対してアクセスするスコープを提示し、ユーザーはスコープの情報も
含めてアプリを許可します。
アプリはユーザーに許可されたスコープ外の情報にアクセスすることはできません。
スコープを変更する場合は、ユーザーに再度アプリのアクセスを求める必要があります。
スコープの適用範囲
基本的にはそのスコープの対象とするリソースを操作するAPIのみを利用可能です。
ただし、関連リソースについては、関連リソースのスコープを許可されていなくてもアクセスすることができます。
例:
「profile」スコープで認可ユーザーの参加しているグループリストを取得可能
「group」スコープでグループに参加しているスタッフリストを取得可能
ユーザー権限とスコープ
アプリが指定するスコープが対象とする操作の権限をユーザーが持っていない場合、アプリ認証時に
エラー画面が表示されます。
例えば、アドミン権限のないユーザーは「staff.manage」や「facility.manage」などのスコープを要求するアプリを利用することはできません。
また、既に許可済みのアプリであっても、許可後にユーザーの権限が変更され許可されたスコープに
対する権限がなくなった場合はAPIリクエスト時にエラーレスポンスを返します。
スコープ一覧
スコープ | 説明 | 権限ユーザー | リソース |
---|---|---|---|
user | 全ユーザーの情報へのアクセス(閲覧のみ) | スタッフ | スタッフ |
facility | 施設情報へのアクセス | スタッフ | 設備・施設 |
facility.manage | 施設情報へのアクセス・管理 | アドミン | 設備・施設 |
group | グループ情報へのアクセス(閲覧のみ) | アドミン | グループ |
group.manage | グループ情報へのアクセス・管理 | アドミン | グループ |
event | 予定情報へのアクセス(閲覧のみ) | スタッフ | 予定 |
event.manage | 予定情報へのアクセス・管理 | スタッフ | 予定 |
message | あなたのトピック情報へのアクセス(参照のみ) | スタッフ | トピック |
message.manage | あなたのトピック情報へのアクセス・管理 | スタッフ | トピック |
message.manage(関連リソース) | あなたのトピック情報へのアクセス・管理(コメントなどの関連リソース) | スタッフ | トピック |
task | あなたのタスク情報へのアクセス(参照のみ) | スタッフ | タスク |
task.manage | あなたのタスク情報へのアクセス・管理 | スタッフ | タスク |
telephone_memo | 電話メモの作成 | スタッフ | タスク |
notification | 新着通知情報へのアクセス | スタッフ | 新着通知 |
service_info | スパイラル株式会社からのお知らせへのアクセス | スタッフ | スパイラル株式会社からのお知らせ |
スコープの競合
権限が競合する以下のスコープを同時に指定することはできません。
- facility.manage / facility
- group.manage / group
- event.manage / event
- message.manage / message
- task.manage / task